ブランドというものを実感した話

マーケティング

ブランド、と聞くと、どのような物をイメージするでしょうか?
高級バッグとかアパレル的な物でしょうか?
ブランドとは「差別化された価値の品質保証」の事を指すのですが、最近、別の観点でブランドを意識したことがありました。
今回は、そのブランドというものを実感した話をしていきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

パソナの本社移転の話

先日、パソナの淡路島への本社移転について記事を書きました。

内容を要約すると、次のようになります。

  • 地方に本社を移転する事自体は、地方創生等々の観点で決して悪い話では無い(しかも、おそらく補助金が出る)
  • 一方、社長の公私混同的意思決定や従業員への強制性の問題で安易に支持ができない
  • 意思決定自体は凄いが、もう少し熟慮が必要なのでは?

元々の報道や、この記事を書いていた時、冷静に状況を見て、情報の収集と整理をし、論理的に物事を考えているつもりでした。

しかし、先日、別のニュースを見た時に、そもそもとして当該社に対して、ネガティブな印象を抱いていたのだな、と気が付きました。
ニュートラルに物事を捉えているつもりでしたが、入り口として既にマイナスだった、という事ですね。

ただ、改めて冷静に考えてみても、そこまでポジティブに捉える要素も無いな、とも思っています。
詳細に関しては上記記事をご覧ください。

スポンサーリンク

玉子屋の集団食中毒

それでは、その「別のニュース」の話です。

東京都は7日、大田区の宅配弁当業「玉子屋」の仕出し弁当を食べた都内の企業の社員ら計155人(18~81歳までの男女)が、下痢や発熱などの症状を訴えたと発表した。
(中略)
管轄する大田区保健所は、玉子屋が8月28日に出した弁当が原因と判断。今月9日までの3日間、営業停止処分にするなどした。

産経新聞2020年9月7日「東京都大田区の仕出し弁当食べた155人 食中毒症状」より

なんでも、東京都大田区で展開している仕出し弁当屋「玉子屋」が、155人にも及ぶ集団食中毒を起こした、というのです。

この報を見た時、私は次のようにツイートしました。

玉子屋さんはしっかり経営している所で、このような会社ですら食中毒を起こしてしまう状況だったのだな。
ただ、玉子屋さんの事だから、すぐに問題に対処して改善するだろう。
とツイートしたわけです。

上段下りの入り口の印象と比較して見ると、明らかに対照的です。

冒頭で書いた通り、ブランドとは「差別化された価値の品質保証」の事です。
一方、この「そもそもとして会社に対して、感情的にどのような印象を持っているか?」という点も重要なブランド要素だな、と改めて気が付いたのです。
(そう、知ってはいたのですが、改めて実感したのです)。

何か話題にのぼった時、その会社が提供している価値とは別軸に、入り口としてポジティブに受け止めるか、ネガティブに受け止めるか、これもブランドである、という事ですね。
(解釈次第では、この感情面も一つの価値であり、そして印象という保証がされている意味で、冒頭の定義の通り、とも言えますね。)

利益を出し、その利益を株主に還元するのが、会社の基本的な役割です。

綺麗事抜きで長期的に利益を出すためにも、ポジティブなブランド・イメージを持たれるよう、企業は努力が必要でしょう。

シンプルな結論ですが、ブランドに対する感情の重要性を軽んじて良いようには思えません。
自分自身は論理的思考の信奉者であると考えており、尚更強く思った次第です。


玉子屋さんに関しては、次の記事も読んでいただけると良いと思います(外部記事)。

年商70億円の弁当屋「玉子屋」廃棄率0.1%のヒミツ | THE OWNER
環境省と農林水産省の2015年度の発表によれば、日本国内で1年間に発生した食品廃棄物の量は約2800万トン(前年度は2775万トン)。
  • 顧客との接点を濃く持ち、高い精度の見込み数を「読んでいる」
  • アンケートだけでなく、食べ残しからも、お客様の満足度向上につながる情報を得ている
  • ロスを徹底して減らすオペレーションを構築している

上記の取り組みにより、業界平均から比較して30分の1の食品廃棄率を出しているそうです。

物凄いPDCAの会社ですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました