(用語解説)IPOにおける「ロードショー」

IPO・バリュエーション

ここでは、IPOにおけるロードショーについて用語解説をします。
IPO実務上、必須のプロセスとなるため、覚えておきましょう。
かみ砕いていえば、株価決定のための事業説明会です。

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ロードショーとは

ロードショーとは、株式公開前に様々な機関投資家に向けて行う会社説明会のことです。
想定発行価格が記載された目論見書を提示した上で、事業内容、業績推移及びエクイティストーリー等をプレゼンします。

ロードショーは、機関投資家の投資判断や、上場時の株価形成に大きな影響を与える(と言われている)ため、非常に重要なプロセスです(と考えられています)。
そのため、主幹事証券会社の指導の元、入念な準備が行われます。

ロードショー期間中は、1日4~6件の機関投資家訪問を1・2週間かけて訪問します。
機関投資家により、質問の切り口は異なるため臨機応変に対応する必要があると共に、基本的には同じ話を繰り返す形になるため、非常に大変です。
訪問先が多い事もあり、経営陣をチームをわけして訪問することも珍しくありません(無礼にはあたりません)。

(ただ、わざわざ機関投資家達を訪問して個別に同じ説明をし、結局の所、同じようなQA対応をする形になるため、本質的にあまり意味があるとは思えないプロセスです。
そのため、海外では「dog and pony show」、子どもだましの見世物と揶揄される場合もあります。
もちろん、投資文化の違いもありますけれどね。)

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ロードショーの流れ

ある企業(A社と呼称)の上場申請が許可され、いざ実際の上場に向けて動いていきましょう、という時を考えます。
主幹事証券会社は、IR面でA社を全面的にサポートする形になります。

証券取引所により株式公開日が決定され、その日が近づくと、A社内では公募/売出しのための取締役会決議が行われ、そのコーポレート・アクションを踏まえ、有価証券届出書を財務局(内閣総理大臣)に提出、目論見書を作成する、という流れが進みます。

その後、A社経営陣は機関投資家を訪問し、目論見書等を用いて事業内容等の説明を行います。
同時期に、証券会社が、株価算定能力が高い(と思われる)機関投資家当にヒアリング(事前の需要予測、プレヒアリング)を行います。
これを終えて、仮条件の決定、ブックビルディング、公開価格の決定、上場当日、と進んでいきます。

この、株式公開前に様々な機関投資家に向けて行う会社説明会のことを、ロードショーと言います。

大枠の流れは次のようになります。

  1. 想定発行価格決定
  2. 上場承認
  3. 有価証券届出書の提出
  4. ロードショー
  5. 投資家フィードバック
  6. 仮条件の決定
  7. 訂正届出書提出①
  8. ブックビルディング
  9. 公開価格の決定
  10. 訂正届出書提出②
  11. 申込期間
  12. 上場日

本用語解説は、IPO実務上の観点での記載であり、投資観点での記載は行っておりません。
同様に、情報の提供を目的としたものであり、金融商品の勧誘を目的としたものではありません。

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