(IPO関連用語解説)コンフォート・レターとは

IPO・バリュエーション

ここでは、コンフォート・レターについて用語解説していきます。
大体の会社においては、IPO時以外に出会うことの無い用語・アクションですが、一応、重要なプロセスとされています。

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コンフォート・レターとは

コンフォート・レターとは、有価証券届出書及び目論見書に記載される財務情報の正確性、財務情報の事後変動等について、監査法人が調査し、その結果を報告するレター(書簡)の事を意味します。
より具体としては、払込期日または受け渡し期日の前7日以内、監査報告書に訂正を必要とする事項が無いか、財務諸表以外の項目の財務情報について、会社の記録や書類と整合しているか、重要な損益・財産の変動がないか等について、コメントを添えたものとなります。
日本公認会計士協会と日本証券業協会がまとめた「監査人から引受事務幹事会社への書簡」要綱に準拠して作成されます。

主幹事証券会社は、監査法人からコンフォート・レターを受領しなければなりません有価証券の引受け等に関する規則 第12条 第5項)。
そのため、主幹事証券の要請、という形で、監査法人がIPO準備企業(発行会社)と主幹事証券の代表宛に、発行する事となります。

なお、コンフォート・レターは、有価証券届出書等に記載されている財務情報が、ベースとなる会計記録当と整合しているか否か、という観点で作成されますので、財務情報の妥当性や正確性について保証するものではありません。

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とられる手続き

コンフォート・レター発行にあたっては、下記のプロセスがとられます。
監査対応が一定、必要ですので、上場前の非常に忙しいタイミングにおいては地味な負担となります。

  • 資料の整合性確認(内部統制が有効とされた基幹システムから出力された情報に基づいて作成された各種資料、監査の過程で得られた各種資料等との照合、計算突合)
  • 議事録(株主総会議事録、取締役会議事録)の閲覧
  • マネジメントインタビュー(発行会社責任者への質問)

なお、コンフォート・レター発行の費用は、通常の監査報酬とは別立て(別に請求される)ですので、予算計上漏れが起きる事が珍しくありません。
まぁ、全体感としては微々たるものですが。

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一言

手続き上、重要なものである事は理解するには理解するのですが、誰得案件でもあるので、茶番感を抱かないでもありません。


本用語解説は、IPO実務上の観点での記載であり、投資観点での記載は行っておりません。
同様に、情報の提供を目的としたものであり、金融商品の勧誘を目的としたものではありません。

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