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時間節約の考え方~人生で何に時間を費やしているのか?~

時間節約、は世の中の多くの人の関心事です。
実際、仕事や家事の多くの場面で、時間術に関する話が出ています。
ここでは個別の時間節約術の話では無く、全体感として、どこを叩くと効率が良いのか?という点に関して考えていきます。

一生の時間とその内訳

仮にざっくり寿命を90年とすると、人生の時間は788,400時間になります。

この内訳は次の通りです。

睡眠に費やす時間が多いのは当然なのですが、それ以上に「その他」の時間のウェイトが大きいです。

これだと話が大きいので、年代別、要素別に分解してみます。

年代別・要素別の時間内訳詳細

上記の788,400時間と、その内訳について、年代別・要素別に分解をしてみたのが次の表です。

なお、フェルミ推定でざっくり算出しつつ、このへんとか、このへんとか、このへんを参考にして作成しました。

こちらは、あくまでも「平均」になるので、ある意味において、この世に存在しない配分であることはご容赦ください。
住む場所、生活スタイル、結婚や子どもの有無等々においても、全く異なる数字には、当然なります。
とは言え、全くの荒唐無稽話をしているとも思っておらず、まあまあ正確だとは考えています。

ここでは対象として、仕事をしている方にとっての時間節約を検討しますので、該当部分を赤枠で囲っています。

これを元に、どこを叩くと効率が良いのかを考えていきましょう。

曲者の会議

まずは仕事です。
仕事の内、大きなウェイトを占めているのが会議。

役職や就く職業にも当然よるのですが、人は仕事の時間の内、平均して20%を会議に費やしているそうです。
結構な曲者です。

管理職に就いた人は、もっと多いのでは無いでしょうか。

この会議の時間を削減するだけで、結構な時間を節約できそうです。

次のような方策が考えられます。

  • 無駄な会議をやめる
  • アジェンダを事前に作成し効率的に進める
  • 情報共有の方法を効率化し、参加者を絞る

なお、私個人は、非常に会議が嫌いで、会議で決めなければいけないことはSlack上で関係者の内、関与度が高い方に質問等の手段で議論を重ね、まとまった内容を、関係者全体に周知する、という方法を好んでいます。
会社員で管理職時代も、似たような方法でやっていましたが、大きな問題は発生しない、というか時間を効率的に使えていたので、仕事はスムーズでしたね。

膨大な「その他」の時間

次に、存在感が大きい「その他」の時間を見ていきます。
その時間、社会人で178,980時間、仕事に費やす88,200時間を優に上回ります。

これを、ざっくりとした削減案と削減時間(率)を併せて示したのが次の表になります。
削減時間・削減率に特段の根拠はありません。ただの肌感覚です。

この表を、生活時間(青)、移動・待ち時間(黄)、自由時間、家事(緑)、育児(赤)でサマリーしたのが次の表です。

いくつかの気づきがありますね。

生活(食事や入浴等)は、あまり削減余地が無い

この領域は、あまり効率化の余地が無いことがわかります。

更には、食事や入浴は、それそのものを楽しみにしている方も決して珍しく無いので、効率化と考え方がそぐわない要素もあります。

無駄は当然に省きつつも、ここにカツカツしないのが良いのでしょう。
加えて、メリハリをつける、という考え方が良いように思えます。

移動時間・待ち時間

ここはウェイトも大きく、削減余地も圧倒的です。

結論、移動時間隙間時間を叩くのが超高効率です。

都心に住んでいるならば、そもそもとして車を運転する必要性もありません。
リモートワークを行っているならば、こちらもそもそもとして移動が必要ありません。

生活スタイルや職場環境に変化を加えることで、かなりの効率化が図れる領域です。

後は、移動時間中に何かを並行したり、例えばレジの待ち時間などの隙間時間で何かの記事を一本読むような、隙間時間の活用を徹底する、とかでしょうね。

ただ、電車の中でスマホをいじったり、本を読んだりと、何かしらの隙間時間対策を行っている方は多いように感じます。

この領域では、惰性でゲームをやる、とか、何となくYouTube動画を見ている、とか。
そのような時間に使わず、自己研鑽など”有意義なこと”に使うようにしていくと良いですね。
(とは言え、趣味や余暇の話にも入ってしまうので、なんともなのですが。)

自由時間

ここは効率化と思想がマッチしない領域です。

せっかくの自由時間なのですから、好きに使いましょう。

ただ、スポーツで健康向上を図ることや、誰か大切な人との時間に使う、という形にするのが吉だとは思います。
後、自己研鑽ですね(日本人の社会人の勉強時間は、1日平均6分、というデータもありますし)。

家事

ここも、数字としての存在感が大きいです。
しかし、買い物の時間は大幅に効率化可能ですが、個別の家事は言うほど時間削減が利かないようにも思えます。

まず、ウェイトとして大きいのが買い物。
当然ですが、スーパーなどの往復だけで、まあまあな時間を使います。
商品を探すのもそうですね。

この時間を、ネットスーパーや通販などで代替するのは一つの方法です。
特に、生活消耗品は、ほぼほぼAmazonをはじめとしたECサイトでまかなえてしまうので、わざわざ買い物に行く必要性がありません(お金もECの方が安い場合も珍しく無いです)。

ただ、他の家事。
料理、洗い物、選択、掃除といったものは、全体感で見ると、費やしている時間も小さいですし、削減時間も限定的です。

こちらは発想としては、そもそもとしてやらないで済むようにする、のが良いのではないでしょうか。

例えば料理であれば、レトルトや総菜の活用。
洗濯は、全自動洗濯乾燥機の利用。
掃除も、空気清浄機による埃の削減、ルンバなどによる自動清掃などで削減ができます。
服や物を減らすのも有効です。
金銭的に余裕があるのならば、家事代行を頼むのも良いでしょう。

家事領域に関しては、複数の手段を組み合わせつつ、一つ一つにかかる時間を削っていく形になりますね。

育児

これは感情的な反発が大きいかもしれませんが、全体で見ると微々たるものです。

まず、育児の期間が短いこと、と決して子どもにかかりきりになっているわけでは無い、という点が指摘できます。
はじめての育児ですと、わからないことだらけなので、実際の時間以上に、印象で長い時間を費やしているように感じてしまうのは仕方がないかもしれません。

削減できる時間というと、寝かしつけや泣いている赤ちゃんをあやすなど、必須性の低いことを行わない、といった形になるかと思います。


これらの時間を全部積み上げて考えると、約89,000時間を節約できる形になります。

つまり、人生の中で仕事に使う時間と同等の時間を確保できるのです。

この膨大な時間を如何に使うか?で人生の価値は大きく変動するでしょう。

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長時間労働のすすめ~ハードワークのメリット~

今現代は働き方改革の元に、労働時間の短縮が進んでいます。
それ自体は全く良い事だとは思うのですが、同時に、主に若い人たちの成長機会が奪われているようにも思い、複雑な想いを抱いています。
ここでは、長時間労働、ハードワークのメリットについて考えを述べます。

若い内の頑張りは生涯年収にヒットする

いきなりですが、こちらの表をご覧ください。

厚生労働省 賃金構造基本統計調査より

これは、役職別年齢別(全従業員数合計)の年収の変化を示した図です。

お金の話を冒頭でするのは微妙ではあるのですが、一定程度の水準までは、年収と幸福度の相関係数は高いため、これを話す方がシンプルだと考えました。

結論、若い内に頑張って、さっさとレベルアップして、高い報酬を稼げるようになった方が、人生を幸福に過ごせる確率が高まります。
早い内に昇進して、高い水準グレードにつけば、生涯年収も大きくなります。

仮に、ガツガツ働くスタイルが性に合わない、となった場合、水準を落としてゆったりと働くことも可能なわけですから、早々に上のグレードを目指すのは、絶対にプラスになります。
(下のグレードが上のグレードに移るのは簡単では無いが、上のグレードが下のグレードに移るのは簡単。
なお、ここで言うグレードは、人間的な偉さではもちろん無く、世の中の役職的なものをストレートに表現したものです。)

実力があれば、独立起業して、一国一城の主になることも可能です。

ようは、人生の選択肢が増えるのです。

長時間労働のすすめ~ハードワークのメリット~

長時間労働のすすめ

じゃあ、どうすれば良いのか?と言うと、答えはシンプルで、長時間働くことです。

誤解をしていただきたく無いのは、ここで言う長時間とは、必ずしも所属している会社組織の仕事を長時間やれ、という話では無いということです。
(それに今現代は、労務管理が厳しくなっているわけですし。)

仮に会社での勤務時間が少々の残業込みで9時間としましょう。
土日祝日は休みの環境で、労働日数は245日とします。

仕事に費やす時間は2,205時間です。

では、朝昼晩で合計3時間、休みなく365日、個人の鍛錬(仕事に関連する勉強や、仕事以外の勉強、副業など)に使ったとしましょう。
(たったの3時間ですよ。)

合計1,095時間です。

(個人的な仕事の時間を含めれば)労働時間が50%増になります。

日本人の勉強時間は〇分

総務省が行っている社会生活基本調査という調査があります。

有名な話なので、知っている方も多いとは思いますが、日本人の勉強時間(社会人)は何分だと思いますか?

答えは6分です。6分。

おそらく、ごく一部のたくさん勉強する人がおり、一方、大多数の勉強を全くしない層がいる、その平均がこの数字だと思われます。

つまり、上述した50%増の部分、自己鍛錬に励めれば、他の普通の人の50%増のスピードで成長できるのです。

ぶっちゃけ、楽勝だと思いませんか?

ハードワークのメリット

自己鍛錬の時間を長時間確保することのメリットはこれだけではありません。

早々に昇進できれば、より難易度が高く、経験値を多く積める仕事を優先的にゲットできます。

いつまでもスライムを退治していては、レベルがあがるものもあがりませんが、早々にアリアハンから次の町にいけるのです(この例え、伝わるかなぁ)。

同じ労働時間でも、平社員と係長では成長スピードが違います。
昇進しても自己鍛錬に励めば、さらに成長スピードを加速させることができるので、周囲とどんどん差をつけることができます。
(年収もあがりますし、それに同期より早く出世すると、純粋に気持ち良いですよ?)

これが、ハードワークのメリットです。
自主的に長時間労働をしましょう。
セルフ・ブラック化です。

注意事項

上記のことは、あくまでも自主的にやるからこそ意義があります。

会社組織や周囲が押し付けるものでは決してありません。

押し付けられた苦労は純粋に辛いだけです。

また、頑張っている人が、頑張っていない人を見下すのも、それはそれで見苦しいです。
人様の選択は人様の選択なので、そこにどうこう言う権利はありません。

自主的に、自分のために、自分自身が好きだからやるものなのです。
価値観の世界の話だ、ということは重々承知おきください。


爆速成長を出来るのが長時間労働、ハードワークのメリットです。

繰り返しますが、早々に昇進ができ更なる成長チャンスを確保できます。
年収も得られ、また出来ることが同年代より広がるため、人生の選択肢が増えます。

そして、競争相手はほとんどいないのです(平均勉強時間6分ですよ?)。

絶対に楽勝な話なので、もしこの話が少しでも響くのであれば、実行をおすすすめします。

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