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生産性・業務効率化

人はストレスにさらされるとポジティブな面を見ようとし意思決定を間違える

人間という生き物は、普段は太古の時代からの生存本能としてネガティブな面を見ようとする傾向があります。
しかし、いざ現実にストレスにさらされるとポジティブな面を見ようとする傾向があります。
そしてその結果として、意思決定を間違える、ということが指摘されています。

睡眠不足について同様の指摘がされていましたが、ストレス環境でも意思決定を間違える、という事象が発生するようです。

人はストレスにさらされるとポジティブな面を見ようとする

次の記事で紹介されている研究では、ストレスと意思決定の関係について実験が行われています。

https://www.sciencedaily.com/releases/2012/02/120228114308.htm

なんでも、氷水に手を数分間つけた被験者は、ポジティブな情報に注意を払い、ネガティブな情報を無視しようとする傾向があることが発見されたとのこと。
これは他にも、いきなりスピーチをするように指示した場合等においても再現がされています。

つまり、人はストレスにさらされるとポジティブな面を見ようとする傾向があるのです。

この結果は意外性があります。

というのも、人間という生き物は、普段は太古の時代からの生存本能としてネガティブな面を見ようとする傾向があるからです。
そこから考えると、ストレスにさらされたら「うまくいかないのでは」とネガティブ面により注目してもおかしくなさそうです。
しかし、実際には逆なのです。

ポジティブな面を見ようとした結果として意思決定を間違える

上述の事実はあることを示唆しています。

ストレスを感じている時、難しい決断を迫られている時、検討中の選択肢のポジティブ面にフォーカスし、ネガティブ面を軽視する可能性がある。
つまりは、意思決定を間違える可能性がある、ということです。

この傾向は女性より男性の方が強い

そして、これらの傾向は女性より男性の方が強い、ということが示されています。

男性がストレスにさらされると、リスクを取ることに積極的になり、一方女性がストレスにさらされた場合、リスクに対して保守的になります。

一般的に言われている、困難な状況下において、男性は闘争心や逃避行動をとる傾向があるのに対して、女性の場合は人間関係を改善しようとする行動をとる傾向がある、という他の研究とも整合が取れる話です。

確かに、太古の時代、狩りをしている男性がいざ猛獣と遭遇したとして、「やばい、食べられる。」とネガティブに考えて及び腰になるより、「よっしゃ、食っちゃる!」とポジティブに考えて積極的に戦闘に出たり、安全に狩りをするために適切な逃避行動をとる方が、狩りの成功確率や生存確率が高くなることが想像できます。

結論として言えることは、現代社会においてはネガティブ面もポジティブ面も適切に同程度のバランスを取ってフォーカスした方が良いだろう、ということです。
安全な世においては、冷静に情報を精査する方が、物事の成功確率は高まるはずです。

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生産性・業務効率化

頻繁なメールチェックをやめるとストレスが軽減するという研究

メールやSlackのようなチャット・ツールが当たり前になり、頻繁にデジタル・コミュニケーションのためのツールを確認する習慣がついている人は多いでしょう。
しかしながら多くの研究がマルチタスクの弊害を否定しています。
実際に、頻繁なメールチェックをやめるとストレスが研究するようです。

メールチェックの「断食」の実験

ドナルドブレンスクール(カリフォルニア大学アーバイン校)の研究チームは、メールチェックの「断食」を行うと、ストレスが減り、集中力が高まることを示しました。

https://news.uci.edu/2012/05/07/email-vacations-decrease-stress-increase-concentration/

研究チームは、被験者に心拍数モニターを装着してもらい、仕事中のウィンドウを切り替える頻度をソフトウェアセンサーにより検出を行いました。

メールチェックを頻繁に行う人はストレスが多い

その結果、メールチェックを頻繁に行う人は、画面を切り替える頻度が2倍になっており、心拍数も「厳戒態勢」で安定化してしまっていることがわかりました。
(電子メールを使用するグループは平均37回/時間の画面切り替え、一方で使用しないグループは平均18回/時間の画面切り替えだった。)

一方、メールチェックの5日間の「断食」を行った人は、自然な心拍数を維持していたことが示されました。

つまり、電子メールを生活から排除するとマルチタスクが減り、ストレスが減少するのです。
(心拍数が「厳戒態勢」で安定化してしまっている人は、ストレスに関連するホルモンであるコルチゾールの分泌が多いことがわかっている。)

現実社会のデトックスは悪影響が多いですが、デジタル・デトックスに関しては、高い検討の価値があるかもしれません。

この研究は、マルチタスクの主な要因が電子メールにある、という過去の研究をベースにしたものです。

マルチタスクは感情をネガティブにさせる

この種の研究は多く、別の研究ではマルチタスクは感情をネガティブにさせることを示しています。

この研究では、メールチェックへの返信を期限付きで行うタスクを2つのグループにわけた被験者に課しています。

一つ目のグループは、メールの受信は一括でありマルチタスク性が緩い条件で、もう一つのグループは、メールの受信が断続的であり、強制的にマルチタスク性が高まる条件です。

いずれも期限付きの条件ですが、マルチタスク性が高い条件では、人の感情をよりネガティブにさせることが示されました。


現代社会はデジタル・コミュニケーションが容易な環境にあります。
しかし、それは自然と高いストレスを誘発するものです。

意図してデジタル・コミュニケーションの環境から離れる、という取り組みは(それが許されるのであれば)心身の健康に有用と考えられます。

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ビジネスと心理学

男性は配偶者の稼ぎが多いとストレスを感じる模様

男性は配偶者の稼ぎがないと不安を感じストレスを抱えます。
配偶者の稼ぎが世帯収入の40%程まではストレスが減少していきますが、40%を超えるとストレスレベルが徐々に増加していきます。
男性が稼ぎ女性が支える、という伝統的価値観が男性のメンタルヘルスにも影響している模様です。

英バース大学により米国のデータを用いて、男性の稼ぎに対する社会的規範が男性のメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすのかが研究されました。

https://www.bath.ac.uk/announcements/husbands-stress-increases-if-wives-earn-more-than-40-per-cent-of-household-income-new-research/

男性は自分が唯一の稼ぎ頭だと不安を感じる

米国の6,000組以上の夫婦について、15年間に渡って調査が行われました。

その結果、夫は自分が勇逸の稼ぎ頭であると不安を感じることがわかりました。

家計の責任を全て背負っている、という認識がストレスを生むようです。

男性のメンタルヘルスに影響を与える配偶者の稼ぎのラインは40%

研究では、配偶者の賃金が世帯収入の40%にまで近づくと、ストレスレベルが低下していくことも示されました。

一方で、この40%を超え、配偶者の収入が世帯収入の中でウェイトが重くなると徐々にストレスレベルが上昇していくことも示されました。
配偶者に経済的に完全に依存している時、最も高ストレスとなります。

この40%が男性のメンタルヘルスのラインのようです。

研究者は、男性の稼ぎに対する認識、つまりは如何にジェンダー・アイデンティティの規範が根強いのか、と話をしています。

時代の変化と共にジェンダー・アイデンティティの認識も変わる可能性

この研究は米国を対象としたものであり、他の国やグループ、社会では異なる結果が出る可能性があります。

例えば、結婚前に女性の方が高収入であり、既存もしくは潜在的な収入格差が明確であれば、男性は収入について心理的なストレスが少ないことがわかっています。

時代の変化と共に男女の収入格差の縮小も進んでいます。
併せてジェンダー・アイデンティティの認識も変わり、このようなメンタルヘルスの悪影響についても変化していくことは考えられます。

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生産性・業務効率化

長時間労働は認知機能や記憶力の低下を招く

長時間労働が身心にダメージを与えることは広く知られており、日本においても「働き方改革」の名のもとに長時間労働の是正が各所で進められています。
フィンランド産業保健研究所の研究によると、長時間労働が健康被害をもたらすだけでなく、認知機能や記憶力の低下を招くことが示されました。

長時間労働と精神機能との関連を調べた研究

フィンランド産業保健研究所は、長時間労働と精神機能との関連について次のような研究を行いました。

研究ではイギリスの中年の公務員2,214人を対象に行われています。

1997年から1999年、また2002年から2004年にかけて、2回の調査が行われ、被験者は5種の精神機能を測定するテストを受講しました。

その結果、週55時間以上働いている人は、標準的な労働時間の労働者に比べて、推論力と語彙力を評価するテストのスコアが低いことがわかりました。

そしてこの影響は累積的なもので、残業時間が多い人ほどスコアが低いことが示されました。

つまり、より高い生産性を求めるためにハードワークを行うことは、結果として生産性を下げることにつながるのです。

なぜ長時間労働が精神機能に悪影響を与えるのかは不明

ただ、なぜ長時間労働が精神機能に悪影響を与えるのかはわかっていません。

研究者は、長時間労働の結果として、睡眠障害の増加やうつ病、不健康なライフスタイル、心血管リスクの上昇等が起き、これらにより引き起こされるのでは?としています。

つまり、ストレスを受けた結果として、巡って精神機能である認知機能や記憶力に悪影響を与えるのでは、ということです。

ストレス過多な状態が続くと「性格が悪くなる」ことも知られており、その結果として職場がギスギスして生産性がさらに低下することも容易に想像できます。

アルコール摂取量も増える

長時間労働の労働者は、標準的な労働者に比べて、アルコール摂取量が多いこともわかっています。

過度なアルコール摂取は健康被害をもたらすことも広く知られており、長時間労働が負のサイクルを生み出す要因になることが容易に推測できます。

研究者は、長時間労働を強要することは実際にはビジネスのためにならないということを経営者に伝えるべきだ、としています。

従業員が仕事と生活のバランスをうまく取れるようにすることは、ビジネス上の意義があるのです。

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マネジメント・リーダーシップ

コントロールできる環境はストレス耐性を高めるかもしれない

ストレスと言うとネガティブな印象が強く受けられますが、「良いストレス」がある、ということも認知されるようになってきました。
一方、同じストレスであっても、周囲の環境次第では、その影響を強く受けることがあります。
ここでは、環境をコントロールできるか否か?とストレス耐性の関係について見ていきます。

環境をコントロールできるか否か?

生きていれば挫折の一つや二つ(いや、もっと多くの)、何かしら経験するものです。
その大小に関わらず、です。

では、挫折した何かに対して、再度チャレンジをする意欲は何が要因で維持できるのでしょうか?

それは環境をコントロールできるか否かにあると、一部の研究は示しています。

https://psycnet.apa.org/record/2015-58950-001

この論文では、被験者にストレスを与えた上で、失敗体験を与え、再度チャレンジするか否かについて調査を行いました。

実験では、まず被験者にストレスを与えます。
(冷たい水が入ったバケツに2分間手を入れ、更にその様子を撮影する、という作業を行います。過去の知見では、この作業によりストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されることがわかっています。対象群であるストレスを与えないグループでは、ぬるま湯に2分間手を入れ撮影も行いません。)

次に仮想の学位を得るための試験を受けてもらいます。
この試験は何度もチャレンジすることができ、仮に誤った答えを回答したとしても、同じ問題が出るが故に、被験者はいずれは正解に辿り着けるようになっています。
ここでのグループ設定は、一方は試験を単純に繰り返すグループ、もう一方は被験者の意志に関係無く学位の対象となる講義がランダム「休講」、つまり強制的に学位がキャンセルされてしまう可能性がある設定となっています。

つまり「ストレスの有無」と「挫折に対する環境のコントロール性の有無」の2軸でわけた4事象で、学位を得るためのチャレンジを継続するか否かが調査されました。

その結果、最もチャレンジ意欲が減衰し継続できなかったのが、「ストレスが有り」「挫折に対する環境のコントロール性が無い」グループでした。

「ストレスが有り」でも「挫折に対する環境のコントロール性が有る」グループは、「ストレスが無い」グループと同程度の継続性を示していたのと、また、「挫折に対する環境のコントロール性が無い」グループでも「ストレスが無い」場合も高い継続力を維持していたことも示されました。

つまり、ストレスとコントロール不能性の組み合わせは、人の意欲を大きく奪う、ということが示唆されているのです。

マネジメントにおける知見

この実験は仕事におけるマネジメントに非常に有用な知見を与えてくれます。

つまり、会社や上司は、従業員に対して不要なストレスを与えない方が良い、ということがわかりますし、そうは言ってもストレスをゼロにすることは不可能なので、可能な限り従業員に環境をコントロールできる仕組みを構築した方が良い、ということがわかります。

「ボス」という人種は、「部下」をなにかとコントロールしたく思うものですが、このマインドは下策だ、ということです。
(仮にあなたが、会社としての成果よりも、部下を支配する、そのような欲求を満たすことの方が大事だ、というならば致し方ないですが。)

なお、従業員に環境をコントロールできる仕組み、とは、仕事量の調節ができたり、決裁権限を柔軟に得られる、などが考えられます。

与えることができるのは持っている者のみです。
マネジメントに悩んでいる方は、これらの知見を活用してみてはいかがでしょうか。


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マネジメント・リーダーシップ

むしろ「良いストレス」がある~ストレスに対する誤解~

ストレスという言葉から、ポジティブなイメージを抱く人は少ないのでは無いでしょうか?
辛い思いをし、心身に負担をかける悪いもの。
そのようなイメージが一般的かと思います。
ここでは、むしろ「良いストレス」があるよ、という点について書いていきます。

ストレス、という言葉の定義

まず最初に、ストレスに対する誤解、と言いますか、混乱について書かないといけません。

ストレスという言葉は、2つの違った意味で使われています。

  1. (原因)あの上司がストレスだ、仕事が多くストレスになる、クレーム対応でストレスがたまる
  2. (結果)ストレスで胃が痛い、ストレスでイライラする、ストレスでやる気が起きない

この通り、原因と結果の2つの使われ方が混在しています。

この状況を心理学的に正しく表現するならば、次の2つにわけて考えなければいけません。

  • ストレスの原因となるストレッサー
  • ストレッサーの結果として生じる精神的・肉体的な障害であるストレス反応

そして、ストレッサーの存在によりストレスが蓄積した結果でるストレス反応のことを、より一般的には心身症といいます。

心身症では次のような障害が発生します。

心に表れるストレス反応

  • 疲労
  • 倦怠感
  • イライラ
  • 攻撃性
  • 混乱
  • 健忘
  • 乱雑
  • 他者の忌避
  • 自信喪失
  • 無反応
  • 極度なこだわり
  • 酒乱

身体に表れるストレス反応

  • 頭痛
  • めまい
  • 高血圧
  • 腰痛
  • 関節痛
  • 呼吸器障害
  • 消化器生涯
  • 発疹
  • 目の充血
  • 耳鳴り
  • 睡眠障害

ようは、ストレス反応が過度に出ないように、原因であるストレッサーの存在を調節していきましょう、という考え方が重要なのです。

悪いストレス

ここまで見た時に、ストレス反応(心身症)が問題なのではなく、ストレッサーが問題だ、というのはわかったかと思います。

ここで注意しなければいけないのが今回の本題、ストレスの良い悪いの話です。

まず悪いストレスの話です。

悪いストレスとは、簡単に言ってしまえば、意味のない不必要なストレッサーのことです。

具体的には下記の4点です。

  • 非合理的、公正でない上司や経営陣の存在
  • 明らかに身体や精神に害をおよぼす危険性の高い状況
  • 一般的な社会常識を超越した不当な他者からの過剰な要求
  • 目的がすでに不明な、ただ慣習として続いている業務やビジネス習慣

これは明らかに、取り除かなければいけないストレッサーです。
無駄の塊、無意味極まりないものです。

放置すれば、従業員が心身症を発症し、果てはうつ状態(適応障害)になり、労務管理上の障害につながります。
従業員にとっても、会社にとっても、良く無い状況になるわけです。

なお、これら悪いストレスのストレッサーは個人で解決できないものも多く、もしこれが自社内に存在するというのならば、経営者や経営幹部は積極的に取り除いていかなければなりません。

一般的には、上記の意味のない不必要なストレッサーを放置している企業をブラック企業と言うのでしょうね。

良いストレス

それでは良いストレスとは何でしょうか?

良いストレス

それは、何とか乗り越えた先に、自分自身を含め、会社組織の成長・成功など、ポジティブな状況が待っているものです。

具体的には下記の4点です。

  • 成長につながるもの
  • 成果や業績につながるもの
  • 他者や社会への貢献につながるもの
  • 新たな価値創出につながる課題の解決

こういった負荷は必要な負荷です。
ストレス反応(心身症)の原因になるから、負荷を減らそうなんて話をしたら、この競争社会では生きていけません。
会社がつぶれてしまい、守るべき従業員を守ることもできません。

負荷のライン

もちろん負荷の程度の問題はあります。

ある従業員が耐えられる100%程度の負荷ならば許容すべきでしょう。
本人の適性を見極めて、何とか乗り越えられるというならば120%の負荷もストレッチ目標として考えられます。

しかし、いきなり150%とか200%の負荷が来たら、そりゃあ簡単につぶれてしまいます。
必要な負荷であっても、このような過度な負荷は「悪いストレス」と考えた方が良いです。

経営者や上司は、従業員や部下がどこまでだったら大丈夫なのか?というラインを見極める必要があるわけです。

見極めの目安

実はここがメインテーマです。

ストレス反応(心身症)は次の4つのステージで来ると言われています。

  1. 疲労感:ゆっくり休んでも疲れが取れない
  2. 攻撃性:ちょっとしたことですぐ怒る
  3. 緊張感:パニック状態になり頭の中が真っ白になる
  4. 憂鬱感:自己否定、自信喪失、他者の忌避

これを見ればわかると思うのですが、ビジネスをしていれば、疲労感位は当たり前にあります。
つまり、第1段階の「疲労感」は、ぶっちゃけスルーして問題ありません。
あって当然のストレス反応だからです。

上司は対象者をウォッチしていれば問題ないでしょう。

問題なのは第2段階からです。

ここからは明確に業務の効率が低下していきますし、周囲への悪影響も出てきます。
対処の重要性や必要性が劇的に上がってくるので、これを一つの目安に考えれば良いでしょう。

第2段階に移行しそうな兆しが見えてきたら、業務調整や1on1での重点ケアなどを入れていく形です。


以上、ストレスの誤解に関して、「良いストレス」の存在と、ラインの見極めについて解説していきました。

経営者や上司は、メンタルヘルスの専門家では当然にありません。
ですので、上記の内容を知っていても、必ずしも適切に対処できるとは限りません。

しかし、上記内容を知っているだけで、対象者がどのような状態にあるのか?の指針になり、問題解決の一助になると言えるでしょう。

別の機会で、ストレッサーへの対処の考え方について、書いていきたいと思います。

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