営業電話や飛び込み営業は断らずに受け入れてみよう

生産性・業務効率化

人の時間を唐突に奪ってくる営業電話・飛び込み訪問。
生理的嫌悪感を催すレベルで腹立たしいものです。
しかし、一方で、自分自身が持っていない情報を持ってきてくれる(かもしれない)のも一側面。
今回は、営業電話や飛び込み営業を断らずに受け入れてみることのメリットについて書いていきます。

結構、大きいメリットがあります。

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営業電話や飛び込み営業は腹立たしいものですが。。。

仕事をしていたら突然かかってくる営業電話、唐突に訪問してくる飛び込み営業。
自分の時間を、他人に一方的に奪われる、でもどこの誰かわからないから、グッと負の感情を抑えるこの時間。

本当に嫌なものです。

では営業をする側も好きでやっているのか?というとそうではありません。
次の図を見て下さい。

この通り、飛び込み営業、テレアポはやっている側も辛いものなのです。

ですので、頑張っている人に対して優しく接せると、その人を味方につけられますよ、というのがメリットの1つ。

ただ、これは些細な話です。

極めて重要なメリットがあり、それは情報源の獲得、です。

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計画された偶発性

計画された偶発性、という理論があります。

「計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」とは、
(中略)
「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その予期せぬ偶然の出来事にベストを尽くして対応する経験の積み重ねで、よりよいキャリアが形成されるという考え方です。
(中略)
そこで、計画された偶発性理論では、キャリアを形成していく上では何が起きるかわからないことを前提に、予期せぬ偶然の出来事によってキャリアが決定されると考え、その出来事を積極的に引き寄せてステップアップの機会を創出していこうとします。
そのために大切なこととして、クランボルツ教授は、好奇心を持って新しい学習機会を模索し、失敗に屈せず努力し続けることや、新しい機会が必ず実現すると楽観的に捉えること、また、考えや行動をフレキシブルに変え、結果が不確実でもリスクを取って行動することを挙げています。
(略)

HRpro「計画された偶発性理論」より

ようは、変化の早い時代なので、考えを固定化しないで柔軟に起きる出来事を血肉にしましょう、ということですね。
これはキャリアの考え方だけでなく、本テーマの営業の話にも通じます。

世の中には自分のビジネスに関係する情報だけでも溢れすぎていて、自分からキャッチしていくのに限界があります。
そこで、営業の方の活用です。

そげなく追い払うことも出来ないならば、素直に受け入れて、必要だと思う情報は遠慮なく引き出してしまいましょう。
また、何かしら自分自身が疑問に思っている事や知りたい事について宿題を与えて、調査してもらいましょう。
「次につながる」と思うならば、やる気のある営業担当者は頑張って、調査しまとめてきてくれるはずです。
(結果として、それで成約につながれば、それで双方ハッピーですし。こちらが立場が上で、営業が下だ、ということでは無いですよ。)

特に課すと良いのが、ググっても出てこない情報。

つまり、高度に専門性の高い内容や、他社の事例などです。

私は、営業は1回は断らない、ということをポリシーにしてきましたが(私のキャリア最初期の師が、そうしろ、と言ってきた)、結果論として本当に良かったと感じています。
10年以上、このポリシーでやってきて、世の中にある管理系(コーポレート系)の商品/サービスで知らないものは、ほぼほぼありません。

自分自身からのアクションで情報収集を行っていると、やはり得られる情報にも偏りが生じてしまうもの。

唐突に来た営業の方に、この部分を担っていただくことで、自分自身の幅を大きく広げることにもつながるのです。


以上、営業電話や飛び込み営業は断らずに受け入れてみよう、と題してメリットを書いてきました。

無駄な商談、は仕事の内の文字通り無駄な時間です。
ですが、このように活用すれば有益なものにすることができます。

こちらの記事でも書きましたが、仕事の内約20%は会議や商談で埋め尽くされているそうです。
何とか有意義なものにしたいですね。

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