新型コロナウイルスの感染者数が再び増加し、不安に思われている方も多いでしょう。
ただ、結論として不安に思う必要はありません。
その理由を解説していきます。
なお、感染されてしまった当事者、そのご家族、親族の方々。
持病等があり不安に思われている方などを貶める意図は全く無いので、ご了承ください。
単純に検査数が増えている
「過去最多」
こんな言葉が踊っています。
特に東京の数は凄いです。
ただ、冷静に資料を見て欲しいのです。
こちらはPCR検査人数の推移です。
東京のPCR検査人数ですが、直近は、3月の10倍超、4月比でも約8倍の数になっています。
つまり、検査が増えたのだから検出される人数も増えるよね,というだけの話なのです。
(後、新宿区の感染者への見舞金10万円、これは逆効果ですね。)
偽陽性(陰性感染者)の存在
以前にこちらの記事でも解説した話ですが。
PCR検査は高感度の検査技法ではありますが、100%の感度があるわけではありません。
仮に、PCR検査を感度70%・特異度99%、感染者総数を5千人とし、10万人を対象に検査した場合ですが、次の図のように感染していないが陽性とでる方や、逆に感染しているのに陰性とでる方が発生します。
このように、1,500人の感染しているのに陰性と出た方、逆に950人の感染していないのに陽性と出た方、つまりエラーが発生するのです。
今現在もこの状況は発生しているはずで、「陽性」と出た方で、一体全体、どれだけの非感染者が含まれているのでしょうか。
何を指標にして警戒すれば良い?
シンプルに重症者数で見るのが良いのではないでしょうか。
こちらは、全国の重傷者数の推移です。
このグラフを見る限り、大きな問題があるようには思えません。
必要なこと
この状況下で必要なこと、それは当たり前のシンプルなことです。
人混みの多い場所ではマスクをする。
外出したら、手洗い、うがい、洗顔、入浴、着替え、のこれらをする。
日本では、肺炎による年間の死者数が約100,000人、インフルエンザによる年間の死者数が約3,000人、残念ながら出てしまいます。
(インフルエンザに関しては、ワクチンも特効薬も存在するのに。)
つまり、新型コロナウイルス感染症に限らず、当たり前にこれらのことをしましょう、という話です。
下記記事も参考にしてみてください。
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