あなたは飲みの席で、ビールを注がれると嬉しいでしょうか?
もちろん、嬉しいと思う人もいるでしょうが、当然にそう思わない、我慢しながら付き合っている人もいます。
今回は、気遣いの本質について、考えていきます。
飲みのマナーではビールを注ぐ、となっているが。
世の中には色々な見方、意見があります。
このタイトルですと、下記のような記事がそうです(外部記事)。
内容は、手酌はいけないよね、注いでもらったり、相手に注いだりしましょう、というものです。
これは一つの観点として正解だと思います。
一方で、別の解もあると考えています。
ストレートに相手に聞いた方が良くないですかね?
人によってはビールが苦手な人、他のお酒を飲みたい人、そもそもお酒が苦手な人がいます。
自分のペースで飲みたいから、手酌が良い人もいます。
人によって、何を快適に感じるか、全く異なるのです。
ここで考えて欲しいのですが、マナーや気遣いって、相手に喜んでもらうためにありますよね?
相手に、何かしらの我慢や負担を強いるものは、それはもう、マナーや気遣いと呼べないと思います。
この場合、ストレートに相手に聞いた方が良いと思うのです。
注ぎましょうか?
他に何か注文されますか?
手酌の方が良かったりしますか?
もちろん、言うタイミング、や言うトーンはあると思いますが、基本的には相手の好みを直接聞いて、それに合わせる方が良いと、私は考えます。
(聞かずに、相手の仕草等から察しろ、という意見も、またあるかと思います。)
別にビールを注ぐ話に限らない
この話は、別にビールを注ぐ、注がないの話に限ります。
世の中には多様なマナーや気遣いが存在します。
- 乾杯の時のグラスの高さ
- ラベルの向き
- 注ぎ方
- 注がれたら一口つける
- 上座・下座
- 手土産
- へりくだる言葉遣いや態度
- etc…
当然、宴席だけに限りません。
ほんの一例ですが、電話のメモ書きを紙で貰っても、捨てる手間があるので、メールやチャットでもらえた方が嬉しかったり、です。
(紙のメモでもらった方が、忘れないから嬉しい、という人も、当然にいらっしゃるでしょう。)
繰り返しますが、マナーや気遣いは、相手次第なのです。
相手にあわせて、適時カスタマイズを加えていくものなのです。
こちらの記事も参考にしてみてください。
以上、ビールを注がれると嬉しいか?と題して、気遣いの本質について考えていきました。
なお、結構なレベルで万能性が高い気遣いが、たった一つだけあります。
それは、相手を好きになる事です。
人は、自分に対して好意的な相手には、同様に好意を感じるものです。
(別の男女の話では無く、一般的な人間関係の話ですよ。)
へりくだりましょう、という話では無く、相手にポジティブな敬意と関心を示しましょう、ということです。
マナーや気遣いを考え始めると、人間関係の話ですので、答えのない問いで迷うことになってしまいますが、この基本的なことを常に意識しておけば、概ね間違いは無いように思いますね。
コメント