当サイトにおける、読者の方が使用している端末に関して、ここ半年の変化をまとめてみました。
新型コロナウイルス影響が顕著に表れています。
なお、当サイトはジャンルが「ビジネス」になりますので、全体としてデスクトップ視聴の割合が大きいであろう事は留意ください。
そのため、本稿の趣旨は、社会の変化が起きると、このように端末の利用動向が変化するよ、この領域関わる方々は、この点も抑えて、各種開発や企画を行った方が良いですよ、という点にあります。
端末区分の変化
緊急事態宣言ですが、概ね4月・5月の二か月間、各自治体で実施されました。
その影響が大きく表れており、3月は30%~40%程度だったPC利用が、4月以降は大きく増加し90%前後となりました。
緊急事態宣言が明けた6月も同様で、PC利用は継続して約90%となっています。
リモートワーク影響がここで大きく出ているのですね。
7月・8月は、元の勤務形態に戻ったのであろう会社も出てきて、PC利用は80%~90%となっています。
なお、タブレットはほぼ使用されていない状況です。
使用OSの変化
OSの変化も、概ね端末区分と類似しています。
こうしてみると、ビフォー・コロナのiPhoneの存在感の大きさを感じます。
50%超を占めており、移動中等での閲覧が多いことが想定されます。
これが緊急事態宣言後、リモートワーク推奨が行われた後は激変し、ほぼほぼWindows一択、という状況になります。
ビジネス・ユーザーが多い事は容易に想像でき、ビジネスの現場ではWindowsがメインで使われている事の証左と言えます。
なお、7月以降でモバイル端末の利用が多少回復した形になったわけですが、比率で見た時にiPhoneの存在感が小さくなったように感じます。
もしかしたら、ですが、高額なiPhoneの離反行動が起き、価格の安いアンドロイド端末の割合が増えたのかもしれません。
Macの存在感は7月以降も相変わらず無い感じです。
ブラウザの変化
さて、驚愕なのがブラウザの使用動向。
インターネットエクスプローラー!!!
ちょっとコメントを避けたい感じですね。
ビジネスの現場における、インターネットエクスプローラーの存在感の大きさを感じます、とだけに留めておきます。
(なお、8月になって、エッジの割合が増加傾向を見せています。)
それ以外では、クロームの割合が大きめです。
とは言え、世間一般におけるクロームのシェアが40%~程なので、乖離が激しいです。
モバイル端末は、iPhoneの割合が大きく、その影響もあって7月以降でサファリの比率が大きく増えます。
なお、ファイヤーフォックスはその他に集計される程度の規模感となっています。
モバイル端末メーカーの変化
モバイル端末メーカーの変化ですが、全体感としてはAppleの独壇場です。
4月~6月はノートPCとしても利用できるサーフェスの割合が激増しますが、7月以降は急激な落ち込みを見せています。
その他は、様々なアンドロイド系端末です。
モバイル端末における操作方法の変化
少々特徴的な利用動向がこちらのグラフ。
マウス(タッチパッド含む)による操作比率が結構な割合存在しているのです。
これはサーフェスの比率が大きいです。
Apple製品はマジックキーボードのようなタッチパッド式の操作方法が可能ですが、あまり使われていない印象ですね。
Appleはタッチスクリーン、サーフェスはタッチパッド、と操作方法が明確にわかれている形になります。
本稿の趣旨は、冒頭でも述べたように、社会の変化が起きると、このように端末の利用動向が変化するよ、この領域関わる方々は、この点も抑えて、各種開発や企画を行った方が良いですよ、という点にあります。
提供しているコンテンツ次第で、上記の比率は大きく変わるであろうことは容易に想像できます。
マクロ的な数字は抑えつつ、自分達が運営しているコンテンツやサービスではどうであろうか?どのようなインターフェースが最適であろうか?それらがどのように変化しているのか?ということは抑えていきたいものです。
コメント