【若い内からの認知症予防】歯の健康と認知症リスクの関係

仕事と健康,運動

運動と認知症リスクの関係は比較的よく知られています。
一方で、歯の健康と認知症リスクの関係は、あまり知られていないのではないでしょうか。
ここでは、歯の健康と認知症リスクの関係について科学的知見を見ていきます。

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歯の本数が少ないと認知症リスクが高まる

まず、歯の本数と認知症リスクの関連性の研究の紹介です。

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こちらの研究では、約3万9千人の被験者を対象に分析が行われました。

その結果、歯の本数が少ない人は、認知機能の低下リスクが約50%、認知症リスクが約30%高いことが示されました。
また、メタ分析の結果、歯が1本無くなるごとに認知機能の低下リスクが約1.4%、認知症リスクが約1.1%高まることも示されました。

一方で、入れ歯の類を使用して歯の機能を補完している場合には上述の影響は見られなかったとのことです。

つまり、歯の本数が少なくなることにより、適切に栄養を摂取することに障害が起き、脳機能の低下につながる可能性が考えられます。

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歯周病がアルツハイマーの原因の可能性も

他にも、歯周病がアルツハイマー型認知症の原因となる可能性を示唆する研究があります。

Porphyromonas gingivalis in Alzheimer’s disease brains: Evidence for disease causation and treatment with small-molecule inhibitors
Gingipains from Porphyromonas gingivalis drive Alzheimer’s pathology and can be blocked with small-molecule inhibitors.

研究では、症例の数は多くないものの、死亡したアルツハイマー型認知症患者の脳内から、歯周病菌が出す有毒物質が発見されたことが示されています。

そして、マウスレベルの実験で、歯周病菌を付与(マウスの歯に塗布)すると、マウスの脳で有毒物質が検出されることを示しました。
加えて、抗生物質を投与すると、この影響から逃れられることも併せて示されました。

つまり、歯周病という観点で歯の健康を維持するだけでも、認知症リスクの低減が図れる可能性が示唆されています。

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他の疾病にも関係する可能性が

歯の健康は他の疾病との関連性も示されています。

例えば糖尿病リスクとの関連でいです。

こちらの研究では約18万8千人を対象に分析され、歯のメンテナンス(日頃の歯磨きや歯科医にかかる頻度当)について追跡調査が行われました。

Study links frequent tooth brushing to lower risk of diabetes while dental disease and missing teeth associated with increased risk – Diabetologia

その結果、歯磨きの頻度が低い場合、糖尿病の発症リスクが高いことが示されました。
(男性より女性の方が影響が大きく、また高齢者より若年の方が影響が大きいことも併せて示されました。)

こちらは因果関係と相関関係が不明ですが、口腔衛生と健康との関連性が推察されます。


現代人は忙しく、中々、歯科医にかかる余裕がない人も多いでしょうが、可能な限り自分自身による歯磨きだけでなく、歯科医にかかることが望まれます。

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