こんな情報収集は損をする!~本当に役に立つ情報の考え方~

生産性・業務効率化

誰しもがインターネットを使い、情報収集を気軽にできるようになった時代。
そんな時代だからこそ、情報収集の考え方一つで、得もするし損もします。
損をしない情報収集、本当に役に立つ情報について考えていきます。

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忙しい人向けまとめ

  • 役に立つ情報とは、利益をえるための時間軸で評価される
  • 一般的には「すぐに役に立つ情報」、つまり目先の時間軸で捉えられる
  • 目先の役に立つ情報ばかりを追い求めると、情報に右往左往し、損をする
  • 長期的目線に立って情報収集をすることにより、得をする可能性がある
  • 人は興味のある対象しか覚えられないので、自分の好奇心を育てることが必要
  • 人生の時間は有限で、情報の量は無数なので、自分の人生軸の明確化が重要
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役に立つ情報とは

そもそも役に立つ情報とは何でしょうか?

おそらく多くの人にとっての役に立つ情報は、「今、困っているこのことを解決したい」「知りたいこの情報を調べたい」という見方での情報では無いでしょうか。

これは決して誤りではありません。
リアル現実に、目先の困りごとを解決できるので。

1年後、5年後、10年後に役に立つかもしれない、という「かもしれない」で情報を収集することは、ほとんどの場合、無いでしょう。
つまり、役に立つ情報とは、利益をえるための時間軸で評価されるものなのです。

そして、損をする情報収集とは何か。
それは、この時間軸が短いこと、目先の役に立つ情報ばかりを追い求めること
なのです。

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目先の役立つ情報ばかりを追い求めることが如何に損か

目先の役立つ情報ばかりを追い求めることで損をする例

今、マスクや消毒液を買えない、もしくは買えるけど高くて困っている人が大勢います。
毎年、冬はインフルエンザをはじめとして、風邪をひきやすい季節です。
このことを意識していれば、事前の備蓄ができ、マスクや消毒液を入手できずに困ることが無かったかもしれません。
(当たり前に物が入手できる時代に酷な話ではあるでしょうが。消費量が多い時期にまとめ買いしておくと安く手に入りますし、毎回買う手間暇も減ります。)

ここ最近ようやく解消されましたが、ティッシュペーパーやトイレットペーパーが入手しづらくなりました。
マスコミの報道の性質や、オイルショックの時に何が起きたかを知っていれば、行列に並ぶなどという行動に出ずに済んだかもしれません。
(純粋に必要なのに、タイミング悪く不足してしまった方はかわいそうですが。)

マスクや消毒液が不足していても、マスクというものは予防効果としては弱く、消毒に関しても手洗いうがいをきちんとできていれば十分に代替効果があることを知っていれば、焦ることは無かったはずです。
PCR検査というものは設備も試薬も必要で、また臨床検査技師という専門家の方も必要である、ということを知っていれば、全数検査を主張するようなことをせずに済んだはずです。

今回起きている騒動のほとんどは、目先の情報にばかり目が行った結果、右往左往して起きたことがほとんどです。
病気というものは非常に身近なもののはずなのに、リアルに感染症にかかった、自分の健康が害されるリスクが高くなった(ように感じた)という、逼迫した状況になって、ようやく情報を収集するので、行動が遅れ、焦り、誤った意思決定を下しやすくなってしまうのです。

日常生活だけでなくビジネスにおいても同様

これは何も感染症の話だけではありません。
ビジネス上についても同様です。

今目の前の生産性を高める事ばかりに注目した結果、衛生管理を怠り、異物混入により工場閉鎖に追い込まれた食品工場がありました。
問題が「起きるかもしれない」ということには目を向けず、労務環境の改善や、情報管理を怠った結果、裁判沙汰になった企業がありました。

将来のリスクを減らす、将来の成長を見据える。
そのような情報には目を向けず、目先の役に立つ情報ばかりを追い求めた結果、このような状態になってしまうのです。

長期的目線に立って情報収集をすることで得をする例

得をする可能性

将来を見据える、つまり長期的目線に立って情報収集することは、すぐの利益にはつながりませんが、得をする可能性があります(あくまでも可能性です)。

目先の費用負担は飲み込み、コミュニケーションや業務フローのIT化に向けて取り組んでいた企業にとって、今回のリモートワークへの移行はスムーズだったでしょう。
そして、今のこのSNS時代において、社会から賞賛されるプロセス、バズりについて知っているからこそできたPRがあります。
早々に時差勤務やリモートワークに移行してPRした結果として、ホワイト企業として賞賛された企業が何社か存在しました。
後発組は、同じような取り組みをしていても、影が薄くなってしまいます。

ウーバーイーツなど、宅配の時代が来ると知っていた飲食店経営者は、店舗サイズを絞り、宅配に対応した店舗設計・業務設計・商品設計をしていました。
そのため、売上の減少を最小限に抑える共に、固定費の少なさから生存可能性を高めることができるでしょう。
逆に、このタイミングだからこそ宅配を強化し(プロモーションの強化など)、業績を伸ばしたところも存在するはずです。

そして純粋に将来を見据えて計画を練っているが故に、成長のスピード感をあげることも指摘できます。
場当たり的に対応するのではなく、ミッション・ビジョンの実現のために、見えている最短距離で進むが故に、他者に比較して速く成長できる、業績を伸ばすことにつながるのです。

将来を見据えた情報収集のメリット

つまり、目先の役に立つ情報ばかりでなく、将来を見据えて情報を収集していると次の得があるのです。

  • 柔軟にかつ迅速に変化に対応できる
  • チャンスが訪れた時にチャレンジができる
  • 成長速度があがる

それでは、具体的にどのような考え方でいればよいでしょうか?

じゃあどうすれば?

人は興味のあることしか覚えられない

まず大前提として、人は興味のあることしか覚えられない、ということを抑えておく必要があります。
となると、興味の対象を増やしていくしかありません。
自分の中の好奇心を育てていくのです。

好奇心の育て方

チャレンジとアンテナ

とりあえず、何でもよいので、色々なことをやってみるのが良いでしょう。

新しいことに何かチャレンジするのです。
何でもよいので、何かテーマを決めてアンテナを立ててみるのです。

そうすれば自然と多様な情報が集まってきます(意識している、つまりアンテナを立てているので)

その内、実際にやってみた結果として、失敗した、やっぱり興味が湧かなかった、ということがわかるでしょう。
これは儲けものです。
どういうチャレンジをしたら失敗をしたのか、自分にとってどういう領域が興味が無いのか、が明確になるからです。
こういったことは、やってみなければわからないものです。
第一印象でものごとを判断せず、とりあえず聞いてみる、調べてみる、やってみるのが大事なのです。

難しいチャレンジであったとしても、今の自分でできる簡単なことからはじめてみるのも良いでしょう。
例えば新しい領域を勉強するという場合、「もしドラ」のような漫画からはじめる、つまりハードルを下げるのもよいでしょう。
つまづいてしまうと、そこで興味も途切れやすいので、興味が途切れないような工夫をするのも大事です。

今までやってきたことのやり方を変えてみる

これまでと違うやり方を考えてみるのも有りでしょう。

例えば、事務作業において手作業でやっていた部分を、Excelの関数やマクロを活用して作業時間を短縮できないか試してみるのです。
そして、このための方法を考えたり、調べてみたりするのです。
知識・技術というものは、将来にわたって活用しやすいので、情報の質としては非常に高いです(目の前の困りごとの解決にも役立つので、二重にお得です)。

通勤において、違う駅で降りて、一駅歩いてみるのもよいでしょう。
今まで知らなかったお店の存在を知ることができるかもしれませんし。
人の導線の理解につながるため、リアル店舗を出す際に役立つかもしれません。

単調な生活は楽なものですが、将来の可能性を狭めてしまいます。
確立したHowだからこそ、一度壊してみるのは、非常に高い価値があります。

住む場所や付き合う人を変えてみる

そもそもとして、自分自身を取り巻く環境を変えてみるのも良いでしょう。

リモートワークで仕事ができているフリーランスの方でしたら、いっそのこと海外に移住してみるのはどうでしょうか。
新しいチャレンジとあわせて、これまでとは違う新しいコミュニティにも所属してみるのはどうでしょうか。

得られる情報の種類が大きく変わるため、それが仮にすぐには役に立つ情報ばかりではなかったとしても、将来の可能性を広げる種になるかもしれません。

人生軸の明確化が重要かな

結論、自分の人生軸、やりたいこと、実現したいこと、面白いと思うことを明確化するのが重要なのでしょう。

自分の人生軸が明確化されていれば、目先の役に立つ情報ばかりでなく、自分の軸に沿った情報を興味を持って収集することが、しやすくなるはずです。

人生の時間は有限です。やらない言い訳を考えている時間は無いはずです。
一方、世の中の情報をすべて知ることは不可能です。
だからこそ、将来を見据えた考え方が重要になるのです。

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