【番外編】るろ剣「鵜堂刃衛」の最後から考える意思決定【学べるマンガ】

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Twitter上で、るろ剣の「鵜堂刃衛」の画像を出しつつ、朝の鼓舞をしている方がいらっしゃいました。
「我・・・最強なり!」のアレです。
懐かし―、と思いつつ、今思うと「鵜堂刃衛」の対剣心戦最後の意思決定って極めて合理的だな、と感じました。
(「るろうに剣心」知らない人ごめんなさい。)

今回は趣向を変えて、マンガネタで書いていきます。

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登場人物

「るろうに剣心」を知らない方のために。

剣心(けんしん):物語の主人公、ヒーロー役

薫(かおる):人質、5分後に窒息〇するヒロイン役

鵜堂刃衛(うどう じんえ):強烈なデメリット付きの強烈なバフを使う、悪役

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剣心対刃衛の流れ

ヒーロー剣心との決戦前、悪役刃衛は人質にとったヒロイン薫に「心の一方(しんのいっぽう)」という催眠術をかけます。
これで薫の肺が麻痺し、5分後に窒息〇するヒロイン状態になります。

その後、悪役刃衛は自分にも催眠術「憑鬼の術(ひょうきのじゅつ)」を使い、パンプアップスーパーパワーアップします。
この技は、使用後は解除不可デバフがかかる、強烈なデメリットを抱えています。

悪役刃衛は何故、この技を使用したのでしょうか?

当然、ヒーロー剣心と「ギリギリの〇し合い」を楽しみたかった、というのが主でしょうが、意思決定の観点で見ると極めて合理的であることを感じます。

ヒロイン薫を助けるためには、窒息〇する前に悪役刃衛を撃破する必要があります。
会話を続けていたので、残された時間はおそらく1,2分。
それまで劣勢に立っていたヒーロー剣心は全力の抜刀術をもって、短期決戦で悪役刃衛を撃破しようと考えるはずです。
(というか、おそらくそれ以外に無い。)

それへの対抗手段は何でしょうか?

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刃衛の意思決定

そう、強烈なデメリットを抱えている短期パワーアップ技「憑鬼の術」です。

私も格闘技含めてスポーツをまあまあガチ目にやっているのでわかるのですが、全力の全力で身体を動かすと、もつのは精々1分。
「憑鬼の術」もおそらく同様で、使用時の全力動作は、筋肉グリコーゲンを急激に消費するため、すぐに身体が動かなくなるはずです。
つまり、長期戦では使えず、本当にここぞという危機を乗り越えるための最終手段なのです。

ヒーロー剣心はヒロイン薫を助けるため、残された1,2分に全力を注いでくるはず。
これに打ち勝つためには、自分も全力の全力を注がないといけない。

悪役刃衛の最後の意思決定は、彼個人の趣味嗜好もありつつも、勝利を得るための最善の意思決定であると言えるわけです。

ビジネスでも同じ

ビジネスにおいても、ここで全力の全力を注がなければ、という場面がちらほらあります。

ビジネスはマラソンみたいなものなので、適度に休みつつ、緩急つけて取り組まないと心も身体ももちません。
会社のリソースも有限で、部署や走っているプロジェクトは複数あり、どこかにリソースを集中することは早々できません。

しかし、とんでもないチャンスが訪れた時、逆に会社が消し飛びかねない位の危機的状況の時、そんな状況もあり得ます。
こういう状況ではワークライフバランスとか言っている余裕は無く、短期間で全力の全力を注がないといけません。
会社もヒト・モノ・カネの全リソースを一点集中させる意思決定を行うはずです。

「勝負時」というやつです。

剣心対刃衛の最終決戦から、この「勝負時」を嗅ぎ分ける、学ぶ要素があったので、番外編としてしたためました。

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