【今日のロジカルシンキング】思考のバイアスを除去するテクニック

フェルミ推定・ロジカルシンキング

「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。」という言葉は、かのアインシュタインの言葉らしいですが、まぁ、この通りで、人間は様々な偏見、バイアスに雁字搦めになっています。
今回は、このバイアスから、ほんの少しでも逃れる思考のテクニックについて紹介します。

いくつか、私のツイートを元に話をしていきます。

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関連事象か?

これは、ハフィントンポストで「産後女性の死因の一位は自殺。「産後うつ」と男性育休の関係、専門家が語ったこと。」という記事が出ていて、それに対してつぶやいたものです。

この話自体を軽視したいわけではなく、まず、事実ベースで考えませんか?という趣旨で発言をしました。

どういう事かというと、年齢階級別の自死要因を見ると、若年層の第1位から第3位は下記のようになります。

齢階級別の自殺者数の推移より「平成26年における死因順位別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率・構成割合」

つまり、記事の中では問題Aが問題Bの原因になっているから、問題Aに対してケアをしないといけない、という内容なのですが。

前提となるデータを元に考えると、問題Bは、問題Aが無くても起きるのでは?という仮説を設定することもできます。

繰り返しますが、当該テーマを軽視したい話ではなく、ようは問題Bの原因が本当に問題Aなのか?を考えないと、問題Bを解決できない可能性が出てきますし、そもそもとして問題Aが起きる原因が、問題C:産後環境(ワンオペとか)等々にあるのかも不明です。
空回りに終わる可能性が十分に考えられるのです。

これ、別の表現で言うと、相関関係なのか?、それとも因果関係があるのか?という話ですね。

因果関係があって、はじめて解決の糸口があると言えます。

冷静に考えましょう。

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好き嫌いで判断していないか?

これはあれです。
某著名人と、とある餃子店とのトラブルの話です。
当事者じゃ無いので、真実は不明であり、何も語れないのですが。

とりあえず、非常に賛否がわかれつつ、全体感としては某著名人に対する批判が大きいというように見えます。
(これがノイジィマイノリティなのか、本当に大きいのかは不明。)

さて、ここでも冷静に考えてみると良いです。

例えば、某著名人を別の人に入れ替えて、仮に全く同じ事象が発生したとシミュレーションしてみるのです。
誰でも良いですよ。
普遍的に愛されている可愛らしい国民的アイドルとか、雰囲気の良い超絶イケメンアイドルとかをあてはめてみると良いかもです。

これで、賛成意見・反対意見が入れ替わる、もしくはウェイトがかわる、というような事があれば、元々の賛否判断のロジックに、何かしらの欠陥があると考えられます。

もっとストレートに言うと、「好き嫌いで判断していませんか?」という事ですね。

何かを判断する時に、好き嫌いが混じるのは別に構わないのですが、これを入り口でやると、思考の質はまぁまぁ落ちます。
日常生活でしたら特段そこまで問題は発生しないのかもしれませんが、ビジネスだと困りますね。
(まぁ、買いたいから買う、という事で家や車のローンで大変な想いをしている人も多くいますが。)

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【複合Ver】関連事象か? & 好き嫌いで判断していないか?

今度は上記2つの複合パターンです。

なんでも、イオンのお葬式の広告で、位牌をプラパックに包装した写真の広告がデザイン賞を受賞したと。
それで、不謹慎だ、と炎上をする案件がありました。

第85回入賞作品一覧 広告主課題の部 | 第88回毎日広告デザイン賞

私も、基本的には不謹慎であると思っており、またデザイナーや会社側、賞の選定側に教養があれば、こういった広告を作る・選ぶ事は無かったと考えております。

さて、それはそれとして、これに対する賛同(擁護)意見として、「坊主だって戒名料で荒稼ぎし、高級車や料亭で散財しているじゃないか。」的な批判がありました。
(イオンのやり方を批判しているけれども、坊主達のモラルとかもどうかと思うよ、という事を言いたいのだと思う。正に、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、ですね。)

で、この意見の是非はともかくとして、やはりここでも冷静に考えた方が良いように思います。

つまり、坊主という属性(Y)が現代の常識感で言うと法外な金を取りがちで納得が行かない、という話と、今回起きた問題Aは別事象だ、という話です。
誰が、この問題Aを提起しようが、問題Aは問題Aとして議論し、解決が必要ならば解決を行うべきでしょう。

好き嫌いで、別事象を関連事象として接続させると、思考の質は劇的に下がります。

本件自体は、最終的には社会がジャッジするものなので、私からはこれ以上何も言う事は無いのですが。
何かしら、同様の案件が起きた時に思い出してみると良いかもです。
意外に良くある話ですよ。

例えば、嫌いなAさんが提案した企画Xに対して、その内容を考慮せずに否定・反対するとか。

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