プログラミングスキルは、これからの未来に必ず役立つ重要な技能というだけでなく、今現在の不安定な世の中で、独立して高収入を得られるという事で注目を浴びています。
それに関連してプログラミングスクールが増えているのですが、直近、その評判は非常に悪いものになっています。
プログラミング教育市場は5年で2倍に
まず、プログラミング教育市場について見ていきましょう。
こちらにある通り、プログラミング教育市場は急激に増大を続けており、5年後には2倍の300億円規模になると推定されています。
あわせて、斯様なとおりプログラミングスクールが乱立している状況です。
正に成長市場、群雄割拠、という感じですね。
一方、非常に悪い評判も多い
ところが、上記のように急拡大し競争も激化している一方、非常に悪い評判も多く聞くようになりました。
Twitter上のまとめだけでなく、YouTubeでも、多くのYouTuberが言及をしています。
下記は一例です。
どういう事か?と言うと、プログラミングスクールは次のように消費達に訴えていると。
- 未経験でもエンジニアになれる
- 年齢関係無く自由を手に入れられる
- 独立も有名企業就職もでき高収入を得られる
しかし、エンジニアはそのような甘い世界ではありません。
現実離れしたPRに対して、「闇」と語られている状況なのです。
プログラミングスクール業界には自浄機能が必要
ここでタイトル回収なのですが、プログラミングスクール業界には自浄機能が必要でしょう。
新聞やテレビ業界が、WEB媒体の普及に伴い厳しい事業環境に置かれていますが、凋落の原因は、多くの国民が感じている通り自浄機能が劣っている点も指摘できるのではないでしょうか。
別にメディア業界とプログラミングスクール業界の構造が似ているわけでは無いですが、本来伝えなければいけない事実を覆い隠して、自分達が伝えたい点のみを強調して情報発信を行っている点は類似しています。
- 現実の正確なエンジニアの実態を伝達する
- どれだけ学習にエネルギーを注がないと身につかないかを正しく伝える
- 素人メンターでは無く、受講料に見合う適切な経験を積んだメンターを置く
こういった事を業界内で進めていかないと、業界としてプログラミングスクールって無駄だよね、行かない方がいいよね、となりかねないのでは無いでしょうか?
無料・格安のWEBスクールという競合の存在も忘れてはいけません(無料・格安系は過度な期待値で訴求している様子をあまりみかけない)。
急拡大している今こそ、本来のあるべき姿に寄せていく。
そのようなアクションが必要では無いかと考える次第です。
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