短い休憩を頻繁に挟むと学習効果は高くなる

生産性・業務効率化

多くの学習熱心な方にとって、繰り返し繰り返しの反復練習が非常に重要なことは当たり前の認識でしょう。
この反復練習は確かに重要ですが、同時に短い休憩を頻繁に挟むことが学習効果を高めることがわかってきました。

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短い休憩を頻繁に挟むと学習効果を高める

アメリカ国立衛生研究所の研究チームは次のような実験を行いました。

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  • 参加者は右利きの27人名
  • 左手(利き手とは逆の手)でタイピングタスクを実行
  • 10秒間タスクを実行し、またその後10秒間の休憩を挟むルーチンを35回実行
  • タスク実行の翌日にも再度タスクを実行

その結果、タスクへの習熟がタスク実行中ではなく、休憩中に行われているのではないか、ということが示されました。

また、一般的にタスクへの習熟が行われると言われている睡眠と比較しても(翌日の習熟度と比較しても)、休憩中に行われたタスク習熟効果の方が高いことがわかりました。

また研究チームは、脳の活動を計測する専用のプログラムを開発し、休憩中に脳内でタスクを遂行している再生活動が活発に行われていることも発見しました。

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つまり、学習は、学習中に行われている要素もそうですが、覚醒状態(睡眠ではなく起きている状態)での休憩が非常に重要な役割を果たしている、ということです。

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現実に活用するには

この知見は、まだ疑問はありつつも、非常に有用と考えられます。

例えば、工場での研修において、頻繁に短い休憩を挟むような研修プログラムを開発することが考えられます。
(短い休憩中は、「作業を頭の中でイメージしてください。」といった声掛けも有効かもしれない。)

これまでは簡単な研修の後、実際に現場に投入、OJTで少しずつ習熟度を高めていく、という光景が一般的だったでしょうが、この知見を活かせば、初期のキャッチアップ速度を大きく高められる可能性があります。

他にも動作を伴う作業、それこそ実験で行われていたようなタイピング(ブラインドタッチ)や、外国語の発音、新しいソフトウェアの操作、そういったものの学習に応用できる可能性があります。

残っている疑問は、動作を伴わない学習です。
これは多くの「勉強」が該当します。

人間の集中力は限られているので、適度な集中を挟むと集中力を高く維持できる、というようなテクニックが広く知られていることを考えると(例:ポモドーロテクニック)、おそらく「勉強」にも応用は可能なはずです。

勉強メモを取る際に、キーボードより、紙とペンの方が効率が良い、という知見もありますし、「勉強」に動作を伴わせるような工夫も考えられます。

学習は手段であって目的ではないので、可能な限り効率的に行いたいものです。

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