【生産性向上】異なるタスクを行うだけでも休憩になる

生産性・業務効率化

40秒間、緑を眺めるだけでも休憩効果がある、という研究があります。
朗報ではあるのですが、ぼーっとしている姿そのものがNGな職場もあるでしょう。
そういった会社での短い休憩に関して、別のアプローチがあります。
それは異なるタスクを行うこと、です。

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異なるタスクを行うと集中力が回復する

こちらの記事で、40秒間、緑を眺めすだけでも一定の休憩効果がある、という内容のことを書きました。

推測の中で、異なるタスクを行うだけでも一定の休憩効果があるのでは?とも書きましたが、この点に関する研究もなされています。

イリノイ大学の研究チームは、短時間の極短い“精神的な”休憩が集中力の低下を防ぐ(回復を行う)効果があることを示しています。

Brief and rare mental "breaks" keep you focused: deactivation and reactivation of task goals preempt vigilance decrements - PubMed
We newly propose that the vigilance decrement occurs because the cognitive control system fails to maintain active the goal of the vigilance task over prolonged...

人の集中力は、ある一つのフォーカスすべき課題に対して、長時間にわたってその集中力を維持できないという認知システムになっています。

研究では、タスク(フォーカスすべき課題)の切り替えを行うことにより、集中力の低下を防げるのではないか?という仮説の元、事件が行われました。
タスクの内容は、数字を記憶してもらい、そのまま視覚的に集中力を要する課題を遂行する、というものです。

実験では、課題の遂行が長時間に渡ると集中力が低下することを示していますが、同時に、課題の合間に数字を思い出すように指示を与えると(フォーカスすべき課題の切り替えを行うと)、集中力の低下を防げることがわかったのです。

つまり、異なるタスクを行うと集中力が回復する、一定の休憩効果がある、ということです。

(刺激的で楽しい仕事でも、長く続けているとだらけるでしょ?という話のようです。)

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スケジュール設定においてこれは重要ではないか?

プログラミング・エンジニアや、クリエイティブ系職種の方が「作業日」というような形で、終日、もしくはまとまった時間、作業に集中する日を設ける場合をよく見かけますが、もしかしたらこれは良いことではない可能性があります。

(諸説ありますが)人間の集中力は45分程度だ、という話をよく聞きます。

この前提に立つと、45分程度の作業の後、別のタスクを挟んでいく方が集中力維持の観点では望ましいかもしれません。

集中力に関するいくつかの知見も踏まえると、定期的に短い休憩を挟む、定期的に異なるタスクも挟む、疲れ切らない内に休憩を入れる。
そういったことが重要なようです。

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