【若い内からの認知症予防】テレビを長時間見る習慣がある人は認知症リスクが高い

仕事と健康,運動

何かしらの趣味を持っている人は認知症にかかるリスクが低いことが一般的に知られています。
しかし、この趣味にはテレビ視聴のようなものは含まれません。
テレビを長時間見る習慣がある人は、そうでない人に比べて認知症リスクが高いのです。

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趣味を持っている人は認知症にかかるリスクが低い

ミネソタ州のメイヨーククリニックの研究チームにより、読書をしたり、編み物をしたり、コンピューターゲームをしたりするような趣味に没頭すると、認知症のリスクが低下し、発症を遅らせることができることが示されました。

研究では、70歳から89歳の軽度の認知症を持つ約200人を対象に、認知障害がないグループと比較する形で調査が行われました。

調査では、被験者に過去1年以内の日常生活について尋ねると共に、50歳から65歳までの間に、どれだけ精神的に活発であったのかがヒアリングされました。

その結果、読書や編み物、ゲームなどの趣味に没頭していた人は、認知症のリスクが約40%減少することが示されました。

その後の人生についても、同様の活動により、30%~50%、認知症リスクが減少することもわかりました。

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ただし、テレビ視聴は認知症リスクを高める

しかし、上述で言う“趣味”にはテレビ視聴は含まないようです。

むしろ、長時間テレビの前にいる習慣がある人は、認知症リスクを高める可能性があります。

テレビの視聴時間が1日7時間未満か、それ以上かのグループでは、前者の方が認知症にかかるリスクが50%も低いことが示されています。

おそらく、受け身で情報を受け取るだけのテレビでは脳が刺激されないのでしょう。

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脳を使う習慣を身に着ける

研究者たちは、認知機能を鍛えることで、将来の認知症リスクを低減させることができるとしています。

もちろん、この研究は被験者の記憶に頼ったものであり、不確実性ははらみます。
しかし、脳を使う習慣があれば、衰えも遅らせられるであろう、と考えることが不合理とは思えません。

何かしらの新しいスキルを身につけたり、新しい言語を学んだり楽器を習ったり、パズルを解いたりするなど、脳を鍛える、チャレンジをすることは楽しいだけでなく、良好な老後を過ごすことにつながり得ると考えて良いでしょう。

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