仕事中にネットサーフィンをするのは“サボり”であるとみられるのが一般的です。
しかしながら、人の集中力には限界があり、業務時間中全てを集中して仕事をするのは不可能です。
ある研究によると、適度にネットサーフィンをする方が生産性が高い、という結果が示されました。
適度にサボることが生産性に与える影響を調べる実験
次の記事で、適度にサボることが生産性に与える影響について調べた実験が紹介されています。
研究では96人の学生を被験者に、休憩グループ、ネットサーフィングループ、対照グループに分けて簡単な課題を行わせる実験を行いました。
課題は20分間、サンプルテキストの中にある「e」の文字をできるだけ多く強調表示にするというものです。
20分の課題後、10分間、別のアクションが差し込まれます。
休憩グループはネットサーフィン以外の好きなことを、ネットサーフィングループはネットサーフィンを、対照グループは別の簡単な課題を行ってもらい時間を過ごしてもらいました。
その後、再度10分間、文字を強調表示するタスクを再開してもらいます。
ネットサーフィンを行うと生産性が高くなる
上述の実験の結果、他の2つのグループより、ネットサーフィングループの方が、タスクの生産性が有意に高く、精神的な疲労感や退屈感も少ない、ということが示されました。
つまり、ネットサーフィンは、何かしら個人的な別のことをして休憩時間を過ごしたり、全く休まずに働き続けるより、高いリフレッシュ効果がある、ということです。
適度にサボることを推奨した方が良い
別の様々な研究において、これまで行っていたこととは別の何かを行うと生産性が回復する、という結果が支持されています。
上述の研究は、これらの事実を支持するものと言えるでしょう。
とりあえず言えることは、仕事中にネットサーフィンを行うことは必ずしも悪いことではない、ということです。
むしろ本業に差し支えなければ、推奨する位の方がパフォーマンスを高く保つ可能性があります。
日本人は真面目が過ぎるきらいがありますので、適度にサボる、ということを覚えると良いでしょう。
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