生産性をあげる可能性があると言われているホワイトノイズは耳に悪いかもしれない

生産性・業務効率化

ホワイトノイズは生産性をあげる可能性があると言われています。
以前にこちらで書いた記事では、集中力に欠ける人にとっては生産性をあげる効果が、一方で集中力がある人にとっては下げる効果がありそうだ。ただ、適度な騒音レベルというものがあるようで、人によるかもしれない、と結論づけています。
このホワイトノイズですが、長時間聞くと、耳に悪いかもしれません。

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長時間騒音に晒されると脳が変化する可能性

こちらの論文では、耳鳴りの患者に対して行われる治療法の一つであるホワイトノイズが有害である可能性を示しています。

https://jamanetwork.com/journals/jamaotolaryngology/article-abstract/2697852

ホワイトノイズへの暴露が、脳に対して可塑的な影響を与え、神経の健康を損ない、認知機能を低下させることを誘発するとのことです。

この論文のシチュエーションは、対象は成人であり、また非外傷性のホワイトノイズでも悪影響が誘発されるとしています。
論文では、加齢と同様の変化が脳に起きているとしており、ホワイトノイズ(と耳鳴り)が脳の老化を促進している示唆があるとのこと。

まだ研究レベルの話なので確かなことはわかりませんが、ホワイトノイズが生産性に与えるプラスの影響が不明瞭なことを考えると、程々にするのが良いのでしょう。

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現代人はイヤホン難聴も心配

ホワイトノイズへの暴露もそうなのですが、現代人にとってみればイヤホン難聴も心配です。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)の症状と対策について【11億人に難聴のリスク!】 - radius|ラディウス株式会社 オーディオ・デジタル音響機器・Lightning製品メーカー
毎日のようにイヤホンやヘッドホンで音楽を楽しんでいる、という人に知っておいていただきたいのが「ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)」のリスクです世界の若者11億人がリスクにさらされていると言われる、ヘッドホンやイヤホンを使うことによって生じるヘッドホン難聴(イヤホン難聴)の症状や対策について解説します

リモートワークも増え、また勤務中のイヤホン装着への抵抗感も減少している昨今。
仕事中の会議や、動画視聴、音楽鑑賞など、様々な場面でイヤホンを使います。

周囲の騒音からシャットするために、ついつい音量を上げてしまう人も多いでしょう。
しかし、大きな音は難聴を誘発する原因になりますし、上述の研究のことを踏まえると、耳だけでなく、脳に対しても悪影響が起きないか懸念を感じます。

こちらの記事(外部記事)では、単純に音量だけでなく、時間も問題であるとしています。
(上述の研究とも整合がとれます。)

「大きな音でなければ“ヘッドホン難聴”にはならない」が間違っている理由
難聴を予防しよう【2】 No Music, No Life. 健康な聞こえを保つことができなければ、残された人生はつまらないものになりかねま...

繰り返しになりますが、単純に音量だけでなく、時間の長さも問題であると認識して、きちんと耳を休める時間の確保にも努めるようにしましょう。
何にしても、程々が一番ということです。

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