【会計基礎講座Q&A】どうやったら会計を覚えれますか?

経営企画

このコーナーでは、セミナー等々で受けた質問に対して回答しています。
今回は、会計学習に対しての相談です。

なお、あまり傾聴的観点は盛り込まず、素朴に実利的観点で回答していきます。

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質問

「会計を勉強しよう、と思っていて、色々と努力をしているのですが、用語やその意味を中々覚えられず、覚えても忘れてしまいます。どうやったら会計の知識を覚えられるでしょうか?」

なるほど。

確かに、勉強、というのは中々厄介なものですね。

勉強をしよう、する、とう意思や姿勢はある中で、とは言え中々覚えられないと。

それでは回答をしていきます。

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回答

今回は2つの観点で回答しようと思います。

紙とペンを用意し、手を使って反復学習をしよう

こちらの記事にも書いてあるのですが、基本的には「反復学習」をしてください、という話になります。
数をこなすのが一番だからです。

で、会計の学習ですから、簿記とかの勉強をしてみるのが一つ、良いかと思いますが。
本を読むのも良いですが、問題(演習)をガリガリ解くのをおススメします。
本を読んだだけの知識を、実務で活用しよう、というのは中々辛いものがあります。

別に「日商簿記」的に、仕訳から入らなくても良いですが、会計学習用の演習本は世の中、多数存在します。
そういった問題(演習)を沢山解けば、自然と数字を読み解き活用していく力は身につきます。

その際なのですが、Excelを活用して効率的に勉強したい、と考える方も多いのですが、ここで一番重要なのが「紙とペン」を使う、という点です。

私の周囲にいる会計プロフェッショナルに聞いても、会計学習上、一番効率の良い方法は「紙とペンを用意し手を動かす」と一様に共通の見解が出てきます。

論理的でない、と思うかもしれませんが、この方法は多くの会計プロフェッショナルがおススメする方法ですので、急がば回れ、という精神でトライしてみてください。

覚えざるを得ない状況に身を置こう

もう一つは、「覚えざるを得ない状況に身を置こう」という考え方です。

姿勢と意思はあっても、中々継続ができないのが人間です。
人間の意志力には限界があります。
気合と根性でどうこうなるものではありません(と考えた方が、結局、効率が良いです)。

それではどうすれば?なのですが、仕組みや環境を整備して、それをやらざるを得ない状況を用意しよう、と言う回答になります。

勉強に集中したいのであれば、机と椅子を用意し、その周辺にはゲーム機やマンガなどの気が散るものは近くに置かないようにしましょう。
ソファがあれば、怠ける環境が用意されている状況ですので、捨てるなり、別の部屋に置くなりしましょう。
布団は毎朝、必ず畳みましょう。

そのような身の回りの環境を整える、というのも良いですが、何気に一番、人が行動を変えやすいファクターがお金です。

その意味で私がおススメするのが「株を買う」事です。

株を買ってしまって、会計学習・金融学習をして、実際に企業の決算資料や証券会社ポータルサイトの各種金融指標を読解できるようにならなければ、損をする状況を作るのです。
(他にも、簿記等の高い講座に申し込みをし、受験にもしてしまう、というのも一つの方法としてアリです。)
(ついでに言うと、大金を失いそうな状況になると、人間の必死さが劇的にあがるので、すぐに身に付きますよ。)


どちらもシビアな発想かもしれませんが、①つべこべ言わずに量をこなす、②追い込まれた状況を作る、この方法は、身体と脳みそに新しい事を刻み付ける、最も効率の良い方法ですので、是非、実践してみてください。

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